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今週のコラム

このコラムは「恋愛の学校」にて毎日更新されているものを、一週間に一度、無料で提供しています(循環式)。毎日読みたい方(成長速度を早めたい方)はぜひ「恋愛の学校」にお越しください。
挿絵

下記の事例を読んで、少し考えてください。

テーマ「人が歩けば空気に当たる」

とある女は、少し大きいパン屋の従業員で、もう10年目である。彼女はマメな性格で絵も得意だったから、誰に頼まれたわけでもないが、5年ほど前から今日のおすすめのパンを毎日ボードに書き出しつつ、ちょっとしたイラストや文章なども添えていた。

だが最近、立て続けに字の間違いを指摘されたり、おすすめのパンに不具合があったとかで文句を言われて、ヘコんでしまうということがあった。彼女としては、これといって必要もないことだし半ば趣味でやってたことだし人から反感を買ってまでやりたくもないなと思って、ある日から彼女はその掲示をやめてしまったのである。すると即座に経営者や常連客から「なんでやめたんだ」と言われまくって、すぐ再開することになったのであった。

この事例について「およそ妥当なこと」を言っているものは下記のうちどれでしょうか。一つ選んでみましょう。

◆結局、彼女の行動は誰にも歓迎されていないのだと言える
◆彼女は一部の声の影響を受けすぎたと言える
◆彼女は深層心理ではやめたがっていたのだと言える

▼正解とコラムを読む▼

校長の解説正解「彼女は一部の声の影響を受けすぎたと言える」

問題文とは関係ないが、とあるラーメン屋が、客から「塩分濃すぎ」「あんなの食べてたら病気になる」と酷評された後で味の調整を見直したところ、「悪い意味で普通になった」「不健康なラーメンが食べたかったのに。もはやあそこに足を運ぶ理由がない」と言われたそうである。それで店主は、何が正しいのか分からなくなった。客が増えたのか減ったのかは分からないが、定期的に来る「コアな客」は減ったのかもしれない。

問題文の彼女がやっていたことについても、経営者や常連客など、密かに愛している人がいた。だが彼女が毎日やっていることについて、いいねいいねとはいちいち言わないものである。もう当たり前のようになっていて、肯定的な声はなかなか上がらない。しかしミスをすれば、誰かがつついてくる。彼女が嫌になってやめてしまったのも気持ちは分かるだろう。

一つ言えるのは、日常的なありがたいこと、良いこと、というのはあまり分かりやすい評価の声が上がらないということである。常に上昇、常に自己最高を更新、ならば声は上がることも多いが、こうして日々繰り返されることについてはさほど評価されない。だが、ミスとか、以前よりも少し質が落ちたりすると、それについての辛辣なコメントというのは出やすい。否定の声は大きいのである。

もう一つ言えるのは、人が動けば、空気にぶつかるということである。我々は歩くと空気を押しのけてしまうが、人が活動をすれば何らかの影響を与えてしまうから、何らかの声が出やすくなる。問題文の彼女は、ミスをすればつつかれ、掲示をやめれば経営者や常連客から再開を望まれる。変化をしたとき、声が出るのである。日常的に同じようなことをやっているときには、あまり人の声は聞こえてこないし、評価されているのか蔑まれているのかも分かりづらくなるが、動けば動いたなりの声が出るから、それが人の意見の全てだと思い込んでしまったりもする。

やりたいことをやれば、批判する人がいたり、悪い観測をする人がいたりする。何か良いことをしてさえも、「違和感がある」などと曖昧なことを言われて否定されたりもするだろう。堂々と行動するというのは、なかなか心臓に悪いし、大変である。大変なことだからこそ、動かない人が安全な立場から人の価値ある行動について足を引っ張りたがる、それで安心したがる、ということもある。それに、当たり前のようになった「価値あること」はなかなか褒めてもらえず、モチベーションを失いやすいし、その価値を忘れやすい。だから、このことをよく踏まえておいてほしいし、その上で信念を持ってほしい。霧が立ち込めてきた森の中で方向感覚が分からなくなるような話だが、自分の中にあるコンパスを信じなければならない。

だが、こういうことを言うとまた迷いの元になるが、「とやかく言う人はいる。とやかく言う人はゴミ」と思い込むと、少数意見を聞けなくなるし少数の人の心を踏みにじることにもなるだろう。最終的には人が言うことの取捨選択を適切にして「信念のある影響の受け方」をしていくことが大事であり、人の意見を聞かないことが最終到達点ではないのだが、まず最初は「とやかく言う人はいる」ということを頭に入れておいてほしいのである。あまりブレない、ということを先に大事にしてほしいのである。

当たり前になったことはめったに褒められない。人が動けば空気にぶつかる。この2点を今日は覚えておいてほしいと思う。

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