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今週のコラム

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挿絵

下記の事例を読んで、少し考えてください。

テーマ「サルの解決法」

とあるカップルはあるとき激しく喧嘩をした。原因はくだらないもので、彼氏が街中で脚の細い女を見て「あれが美脚ってやつだなー」と言ったことである。

彼女がすねたところ、彼氏が「お前はいいスタイルを目指したことないだろ」と重ねたから、彼女はすごく気にしていただけに泣きながら怒り出したのである。彼氏も「なんだよ面倒くせぇ」と言ったりして「どう言えばいいんだよ。おまえのほうが細いとか嘘つけばいいのか?美脚を褒めたことだけでそこまで責められないといけないものなのか?」と逆ギレし、雰囲気は最悪なものとなったのであった。

この事例について「およそ妥当なこと」を言っているものは下記のうちどれでしょうか。一つ選んでみましょう。

◆彼氏は彼女のスタイルを褒めるべきだったと言える
◆彼氏にはどうしようもないから彼女の問題だと言える
◆彼氏は彼女の気持ちにもっと配慮すべきだと言える

▼正解とコラムを読む▼

校長の解説正解「彼氏は彼女の気持ちにもっと配慮すべきだと言える」

彼女のスタイルについて、彼女は気にしていたところだし、彼女自身「確かに私のほうがスタイルがよくない」と感じていたかもしれない。それが真実だからといって彼氏はそこを掘り返し過ぎたと言えるだろう。そもそも彼女の前で他の女の美脚を褒めなければよかったが、まぁ仮に褒めて彼女がムっとしたとしても、「しまった」と思ってべつのことで彼女の機嫌を取るとか、「いいんだよおれはお前が好きなんだから」と言うとか、そういうのでは治まりそうもなければ少しほとぼりが冷めるのを待つとかすればよかった。

彼氏は「どう言えばいいんだよ。おまえのほうが細いとか嘘つけばいいのか?」と言っているが、そういう問題ではない。何を言えばよかったかではなく、彼女の気持ちの回復がされれば特になんらかの説得力ある言葉も必要がなかったように思われる。最低限、彼女の心を逆なでするようなことだけを控えればよかった。

校長はこういうときに、ふとサルとか他の動物たちの喧嘩を考えることがある。例えばこれがサルのハーレム、サルの夫婦で起きたことだとしよう。何か気に食わないことがあって、暴力を振るったり、キー!とかギャー!とか言って威嚇してしばらくすると治まる。喧嘩しているときはやはり心中穏やかではないと思うが、それが永遠の決裂ではなくいつかはまぁ平常時の仲に戻る。そのときになんらかのコミュニケーションがあるかもしれないが、人間のように細かい言葉を伝えるわけではないだろう。なんとなく雰囲気で感情的な軋轢がなくなっていく。

そう考えると、人間は言葉があるからなんとなく「何を言えばいいか」とか「話し合って問題を解決しなきゃ」とか思うが、あれこれ考えなくても要するに感情の流れさえ良くなってくれば仲直りできるのではないだろうか。我々は、本当は言葉をなくせばこのサルのようにぎゃーっと騒いでなんとなく戻るだけであって、そこにあれこれ言葉をくっつけて言葉でうまくまわしているように感じているだけではないのだろうか。

例えば仲直りのときに「ごめん言い過ぎた」という言葉をかけて関係が改善したとする。我々はそれで「ごめん言い過ぎた」という言葉が効果を発揮したように感じるが、「ごめん言い過ぎた」という言葉が出るような心理状態になったことが重要であり、その心理状態であれば「焼肉いこっか」でもよかったかもしれない。もっと言えば「キー、キー。キャッキャ」とかサル語でもよかったかもしれない(さすがにこいつ大丈夫かと思われるだろうが)。

あまりに我々は表面的なところにこだわりすぎなのである。確かに何かしっかり解決しておかないと後々で何度でも火種になるような問題というのはある(彼氏が元カノとまだつながってるから喧嘩する、とか)。しかし解決しなくても謝らなくても、言葉を使わなくても、気持ちの改善に努めようと思うほうが効果的なことも少なくない。また「気持ちの回復はそう簡単ではないから言葉でどうこう言っても無駄(ほとぼりが冷めるのを待つほうがいい)」と考えたほうがいいときもある。

こういった喧嘩をしているとき、きっと言葉の上で「美脚だとかわざわざ言わなくても」とか「べつにそれぐらいはいいだろ」とか言い合うはずである。それはそれでいいのだが、解決は感情の回復とともにやってくるし、そういった自然物の流れの上に言葉を乗せてやり合っているだけという捉え方をしてみてほしい。

所詮はサルだもん、と考えると余計なこと(言葉とか理屈とか)が取り払われて見通しがよくなることもあるから、ひとつの考え方として持っておくといいだろう。

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